~ビジョンと社会実装~ HCD-Net理事長・副理事長講演会 + 人間工学会アーゴデザイン部会 Future Experience(FX)フォーラムの開催

掲載日:2023/12/25
開催日
2024/02/02
イベント
FXフォーラム

毎年冬の恒例となりました、アーゴデザイン部会 と HCD-Net関西支部とのコラボレーションイベントを実施しました。
今年のテーマは「ビジョンと社会実装」です。
前半は、HCD-Netの理事長と副理事長3名から、HCD-Netの今後についてビジョンを語りました。
後半はFuture Experience(FX)フォーラムと題して、アーゴデザイン部会で最先端の取り組みをされている方々が、ビジョンを描くだけではなく社会実装することの大切さを語りました。
HCDやUXデザイン、サービスデザインなどに携わるみなさんの活動の未来を考えるきっかけになりました。
会場およびオンラインでの多数の方にご参加いただき、大変な盛会となりました。

HCD-Net理事長・副理事長講演会 + 人間工学会アーゴデザイン部会 FXフォーラムの会場
登壇者:髙橋 克実氏(ホロンズ株式会社)
登壇者:鈴木 修平氏(Xデザイン学校/KDDI株式会社)
登壇者:武石 惇平氏、吉井 誠氏(シンプレクス株式会社)
登壇者:山﨑 和彦氏(株式会社Xデザイン研究所/武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所)

~ビジョンと社会実装~ HCD-Net理事長・副理事長講演会 + 人間工学会アーゴデザイン部会 Future Experience(FX)フォーラム

■日時:2024年2月2日(金)13時00分~18時00分 (受付開始:12時30分~)
■会場:株式会社島津製作所 本社 および オンライン(zoom)のハイブリッド開催
※ミーティングのURLは前日にお送りします。
※オンライン参加者の質問はzoomのQ&A機能で受け付けます。
■主催:特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)
■共催:日本人間工学会アーゴデザイン部会
■協賛:Xデザイン学校
■定員:180名
■講演会参加費:4,000円
■交流会参加費:4,500円(無料の参加券をお申込みいただいた方に、メールにて参加費の振込先を連絡いたします)
■参加申込方法:本イベントは終了しました。

■プログラム:

12:30-13:00 受付
13:00-13:05 開会のごあいさつ(HCD-Net理事長 篠原 稔和氏)

13:05-15:35 HCD-Net理事長・副理事長講演会
発表①「HCD-Netが提供すべきこと ~人間中心設計プロセス実践と阻害要因 企業調査より~」
水本 徹氏(人間中心設計推進機構 副理事長/島津製作所)
発表②「「ユーザー中心」の限界を乗り越える「美学=感性論」 的な価値創出に関する一考察」
井登 友一氏(人間中心設計推進機構 副理事長)
発表③「Design by Peopleの時代のHCD」※オンラインでの発表となります
長谷川 敦士氏(人間中心設計推進機構 副理事長/CONCENT代表 インフォメーションアーキテクト 武蔵野美術大学 造形構想学部 教授)
発表④「(仮題)人間中心デザイン/人間工学のコンピタンスと大学教育/ 学修からこれからのHCDを考える」
吉武 良治氏(人間中心設計推進機構 副理事長/芝浦工業大学)
発表⑤「HCDの現況と未来展望 ~インダストリー5.0への人間中心マインドの波及~」
篠原 稔和氏(人間中心設計推進機構 理事長/豊橋技術科学大学 客員教授/ソシオメディア株式会社 代表)

ディスカッション「HCD-Netの今後」
人間中心設計推進機構 理事長/副理事長

15:35-15:45 休憩

15:45-17:55 Future Experience(FX)フォーラム
発表⑥「体験実装を促進するMVPの国際的な枠組Corpex JV ~体験設計開発共同体の小ロット生産と評価でイノベーションの社会実装へ~」
髙橋 克実氏(ホロンズ株式会社)
発表⑦「BtoBの社会実装の事例」
鈴木 修平氏(Xデザイン学校/KDDI株式会社)
発表⑧「全国民が窓口行政サービスをオンラインで利用可能に、公共DXの社会実装に向けた取り組み」
武石 惇平氏、吉井 誠氏(シンプレクス株式会社)
発表⑨「ビジョンと社会実装 多様なアプローチと事例」
山﨑 和彦氏(株式会社Xデザイン研究所/武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所)

17:55-18:00 閉会のごあいさつ

18:30~ 交流会(西院駅周辺)


■発表内容詳細:

—– HCD-Net —–

発表①「HCD-Netが提供すべきこと ~人間中心設計プロセス実践と阻害要因 企業調査より~」
概要:2009年に早川らが、2012年に水本らが、質問紙調査をもとに企業での人間中心設計プロセスにおける個別活動の実践度合いとプロセスの実践における阻害要因について明らかにしてきた。それから10年以上が経った2023年に新たに実施した質問紙調査の結果を報告し、人間中心設計プロセスの実践度を高めるためにHCD-Netが何をすべきかを議論する。
水本 徹氏(人間中心設計推進機構 副理事長/島津製作所)

発表②「「ユーザー中心」の限界を乗り越える「美学=感性論」 的な価値創出に関する一考察」
概要:人間中心、ユーザー中心であることは、企業にとって価値ある製品・サービスを考えるうえで今や当たり前のものとなりました。他方で、ユーザーの使用環境や利用文脈だけに着目をしているだけでは、革新的な価値を創り出すには十分とは言えない時代性、 局面があるのも事実ではないでしょうか。本講演では、人間中心・ユーザー中心であることを基底に置きながらも、既存の価値を転換し、新たな価値を提案するために必要な視点として「美学=感性論」に着目する考えについての試論を話題提供したいと考えます。
井登 友一氏(人間中心設計推進機構 副理事長)

発表③「Design by Peopleの時代のHCD」 ※オンライン
概要:プロの専門領域として閉ざされていたDesign by Peopleの時代から、今は人々と共に作っていくDesign with Peopleの時代となった。そしてこれからは、 普通の人々の日常にデザインすることが融合されていくDesig n by Peopleの時代になっていく。デザインが普通になる時代、 HCD専門家はなにを専門としていくのか、 デザイナーコミュニティはなにを考えなければならないのか、 デザインする人みんなが考えなければならないことはなんなのか。 みなさんと考えるための話題提供を行います。
長谷川 敦士氏(人間中心設計推進機構 副理事長/CONCENT代表 インフォメーションアーキテクト 武蔵野美術大学 造形構想学部 教授)

発表④「(仮題)人間中心デザイン/人間工学のコンピタンスと大学教育/ 学修からこれからのHCDを考える」
概要:人間中心デザイン関連の専門性とその教育、育成、学修関連について話題提供します。HCD専門資格のコンピタンスマップや2021年に改訂された人間工学の改訂コア・コンピテンシー等を概観し、また発表者がこれまで関わってきた人間中心デザイン関連の活動や考え方などを振り返ることで、共通点や相違点、課題や今後のビジョンなどを参加者のみなさんと考えたいと思います。
吉武 良治氏(人間中心設計推進機構 副理事長)

発表⑤「HCDの現況と未来展望 ~インダストリー5.0への人間中心マインドの波及~」
概要:当機構(HCD-Net)が産声をあげて、まもなく20年 です。この間、「HCD(人間中心設計/人間中心デザイン)」 の手法・方法論・マインドセットは、さまざまな名称や形で各所の 領域に埋め込まれながら、急速に拡がってきています。 そのことは、数々の手法・方法論を通じ、本来の私たちの奥底にある「利他・無私・共創」といったHCDの 核にある「人間中心の精神」を呼び覚まして効果を発揮するからに他ならず、今やこの流れは海外にも波及し始めました。ここでは「 インダストリー5.0」に及ぼす人間中心の影響をヒントに、HCDの現況と未来を展望していきます。
篠原 稔和氏(人間中心設計推進機構 理事長/豊橋技術科学大学 客員教授/ソシオメディア株式会社 代表)

—– FXフォーラム —–

発表⑥「体験実装を促進するMVPの国際的な枠組Corpex JV ~体験設計開発共同体の小ロット生産と評価でイノベーションの社会実装へ~」
概要:企業が抱えるマネージメントの課題として、創造的経営ではビジョン構築から社会実装への道筋を創り出すことになります。SeedsやNeedsをヒントにビジョンから体験設計されたものを具体的なビジネスへとつなぐ体験実装では、顧客、ユーザーとの共創が欠かせません。このためのMinimum Viable Products(小ロット評価製品)をいかに効率よく実現するかがカギとなります。そこから生まれた体験設計開発共同体の存在はイノベーターの大きな支援となります。そこでこの試みについてご紹介します。
髙橋 克実氏(ホロンズ株式会社)

発表⑦「BtoBの社会実装の事例」
概要:BtoB領域のビジネスエスノグラフィーにフォーカスし、短期的な調査を超えて行った現場での数カ月にわたる深掘りから得た気づきを共有します。ユーザーを理解する独自の視点を実践事例と一緒にご紹介し、調査設計のプロセスを対象者目線でわかりやすく可視化してみました。調査者と対象者との有益な関係構築に焦点を当て、効果的な結果を引き出す方法についても触れたいと思います。
鈴木 修平氏(Xデザイン学校/KDDI株式会社)

発表⑧「全国民が窓口行政サービスをオンラインで利用可能に、公共DXの社会実装に向けた取り組み」
概要:シンプレクス株式会社は、金融機関をはじめ、官公庁、エンタメ等さまざまな企業のテクノロジーパートナーとしてビジネスを展開しているITコンサルディングファームです。その中にあって、UI/UXデザインチームとして立ち上がったAlceo(アルセオ)は、様々なプロジェクトにおいてアプリ・システム開発を実践し、多くの実績を有しています。今回は、特にUXデザインの社会実装の事例として、国を挙げて取り組む施策である行政手続きのオンラインサービス「マイナポータル」の開発でシステムエンジニアと共に実践の様子を紹介します。
武石 惇平氏、吉井 誠氏(シンプレクス株式会社)

発表⑨「ビジョンと社会実装 多様なアプローチと事例」
概要:ビジョンを社会実装するには多様なアプローチがあります。アジャイルによりユーザーとの共創のアプローチ、現場の専門家との共創によるアプローチ、コミュニティによる近接デザインのアプローチなど、ここでは、多様なアプローチとそれぞれの事例を紹介して、どのようにビジョンと社会実装をつなげるのかヒントになればよいと思います。
山﨑 和彦氏(株式会社Xデザイン研究所/ 武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所)